一石二鳥

kasalin2006-07-27

これは、一石二鳥の写真である。


部活帰りの娘のほくほくの頭を、冷凍枝豆で冷やす。
頭はすっきり冷えて気持ちよく、夕飯の簡単一品も出来上がりである。
一石二鳥はお得で大好き。


私にとって、
人生の一石二鳥の一石は、結婚にしてみたいところ。。。
......となると、二鳥はもちろん、旦那の夢と私の夢かな〜。
旦那の夢は旦那に聞いてもらうとして、
私の夢は、
旦那と二人で、懐かしの知人の事を
「今頃あの人どうしてるかね〜。」と話しながら、来るかもしれないけど来ないかもしれない客人を待ちながら、掃除でもするか、ちょっとは変わった料理に挑戦してみるか、というような生活をする事。だから、大事にしたいものです。今、まわりにいる人達。。。人の気配を感じないと、ちっともやる気が出ない質で。


今晩の解凍枝豆には、やっぱビールかな!

夫いじめ

kasalin2006-06-24

私はもしかしたら「夫いじめ」が趣味だったりするかもしれない。。。


夫は、甘い言葉や態度を発しない。
もちろん、花や指輪は買わない。
先日の私のバースデーでも
「うわ〜40だー!!こうなったら思いっきり祝ってね!」と
私が予告したにも関わらず、
「ハッハッハ!」と冗談で流されてしまい、
ショートケーキの上に乗っかっている苺のヘタも出て来ない。


動物で例えると、”サイ”。
手も口も出さない草食のおとなしい気質だけど、しっかりとプライドという角は持っている。
時々、私は、こんなサイの戸惑う顔が見たくなる。


43才の誕生日を迎えた夫。
43本のろうそくを立ててみた。
夫に「ふぅーーっ!」をさせるのである。
夫は、こういうお茶らけたイベントごとには合わない雰囲気の人である。
43才にもなって、ハッピバースデーを歌われて、お口をとんがらがせてフウ〜しなくてはならない。
この雰囲気、サイっぽい夫には絶対馴染めないはずだ。。。
考えただけでもおかしくなってくる。


さてさて、彼はもうケーキの前に座らせられている。
3人娘達は、大喜び。だって自分達もケーキが食べられる!
嬉しくて、キラキラした目でハッピバースデーを歌う。
夫は「こういうのり、ついていけないんだよなぁ。。。」かなぁ〜?
まあ少なくとも、わくわくの女性陣ののりにあわせなくてはというプレッシャーが、徐々にのしかかってきている。


さあ〜どうする!!!???


娘達の大合唱も架橋に...
♪ハッピバースデーおとうさぁ〜〜ん♪
♪ハッ.......♪
歌い終わる間もなく、夫、いきなり


ぶふうううううううーーーーっっっ!!!!


しかも、あせった顔で。


ろうそくの火が飾りのリボンに燃え移ったのである!!!
夫は危険を感じて、突然、吹き消したのである。
ほらね、写真でもこげた後、写ってるでしょ?


キョトン!


とした娘達だったが、すぐに大笑い。
「まだ、ハッピバースデーの”ハッ!”のとこやで!!!
 お父さん早すぎ〜〜!!!」

「火事になるとこだ。。。」と胸をなで下ろした後、
やはり大笑い。


幸せな事に、
ろうそくも1度で吹き消す事ができました。
無事な事に、
火事も防ぐ事ができました。


悩みながらも娘と私のキャピキャピののりにのろうとしてくれた夫の心と、
一瞬あわてふためいた夫の顔に乾杯!


やっぱり、面白いもんである。

お菓子の行方

kasalin2006-06-05

掃除中、ポロっと転がっているお菓子発見!
ラッキー♪
もちろん食べる。主婦へのご褒美は、こういう時に受け取らなくては
 (^,^)
その日の夕方
「あれっ??お菓子がなくなった!!!」
と次女。
「ここに置いといたのにぃー!!!」
と殺気だって来た。
あ〜、あれね。。。
と、心の中でつぶやく私。
ぷんぷん機嫌を損ねて行く娘に、
「ちゃんと片付けとかないのがいけないんでしょ!」と母。
。。。当然、真実は語らない。


ところが、その日の夜、
「あれ?お菓子が戻っている」と次女。
どういいう事?
無くなったはずのお菓子がある!?
でも、開けた袋口をセロハンテープでとめているところがちょっとちがう。
このお菓子はお祭りの時に子供達に平等に配られたものである。
長女も次女も三女も同じ物をいただいていた。
このセロハンテープの工作具合がいかにも三女の影を臭わせた。
次女もすぐわかった。
三女が次女をかわいそうに思い、
自分のお菓子をそっと次女のお菓子袋の中に入れたという事が明らかになった。
当本人の三女は、自分が変な事したから叱られやしないかと、急いで座卓の下に隠れている。
次女「あんたはえらいねぇ〜〜♪」と、
座卓の下で三女と抱き合う。
お菓子の恩人である。
そして、そのお菓子ををおいしそうにほおばろうとする次女。
無事に一件落着。。。


かと思いきや、長女が、
「あんた、それ食うんか???元々は(三女)のやんねんでー!」と喝。
次「いいんだもぉ〜〜ん!」
三「おなかいっぱいなったから、いーの。いらないの。」
長「あ〜かわいそ!妹の優しさに甘え過ぎやで!」
三「いーの。。。。」
長「あ〜あ!妹のお世話になってるぅ〜!!」
長「だいたい、あんたはいつもね……!」
次「うるさい!だまれ!」


ケンカが始まってしまった。。。


純粋にお菓子が大好きな次女と、
超平和主義の三女と、
正義感たっぷりの長女、
まるく、いかない事もある。。。


誰が悪いのかって。それは私である。

母の日

kasalin2006-05-21

さあ!!天気がいい!やるぞ!!!垣根刈り!!!
帽子、長袖長ズボンファッション!!
刈り込み鋏、脚立、熊手、ゴミ袋、グッズもばっちり!!
今日こそ、キレイな庭にしてやる!!!
ところが、だんだん手がだるくなり。。。
ペースが落ちてくる。。。
「誰か手伝える人〜!!」を募集しても
子供達は皆、遊びで盛り上がってキャアキャアゆってる。
旦那は、かっこいい顔で本読んでる。。。
私も私で、夕飯支度の時間になりあせっているわりに、ご近所さんと立ち話を始めちゃったりする。。。
こうしていつもバタバタと日が暮れる。
「ほれほれ、お風呂の準備!!!」
「ご飯よそって!!!」と、
私が子供達をせかし始めたと同時に、子供達は何かあわてて他の事をやりだしている。
長女は勉強部屋にこもり、
次女は冷蔵庫の前でうろうろ。
三女は、ゴミ箱をあさっている。
(なんでなのー!全くもう!!!何やってるの!!!)
(ふんとにもぉー!!ちっとも手伝わないんだから!)
「早くご飯!!!早く寝るっ!!!」
私の声もデカくなる。
子育てについて私は「しっかり食べさせる事」と「たっぷり寝かす事」ぐらいしか出来ない親である。
だから真剣だ!
なのに、今日はみんなだらけてる。。。


そんなこんなで遅くなってしまった夕飯の後、
お豆腐アイスと、
太陽のお家と、
お手伝いチケットが、出て来た。
お豆腐アイスは、次女が「おいしそうだからつくってみたかった。」という事で、
何回か掻き混ぜながら冷やして作ったそうだ。
だから冷蔵庫の前でうろうろしてた。
三女は、ゴミ箱にあったダンボールでお家を作ってくれていた。
ダンボールの屋根にぷっさした針金のてっぺんに「ニコニコお日様」が笑っているのが特徴である。
長女は「せんたくたたみ券」や「かたたたき券」。。。
。。。お〜なかなか実用的♪
。。。。。ん?。。。
「お笑い一芸券」なんてのもある。。
やってもらおうじゃないか。
。。。で、披露してくれたのがこの写真。
して、その芸の内容は?
このかわいい三人娘に、これ以上の高望みはできないと思わせるものでした。(笑)
日頃から、長女は明るい娘である。
次女は食べるのが好き。
三女は工作好き。
自分の得意分野で、母の日のプレゼントをしてくれた娘達でした。
そして最後は、いつものように、1人お皿を洗い続ける母でした。
実家の母も義理の母も、今頃お皿洗ってるのかな。。。
お母さん、いつもありがとう。

技術の授業

kasalin2006-04-05

長女、中1の三学期末。
長女が「じゃじゃじゃ〜〜ん♪」と
木でつくった何かを見せてきた。
んん?工作か?
「あんらまぁ〜!おもしろいもん、つくったわねぇ〜♪」と
いつものようにお気楽に返事した私。
でも。。。


あれ?? ゆがんでいる。ひんまがった、木の箱。


学校の技術家庭の時間に作成した物だそうだ。
これが、図工や創作活動とか、釘うち練習なんかだったら、
「お〜〜このゆがみぐあいがなんとも♪
 この年でピサの斜塔の構造を知るとは!」
などと笑いにもってくところ。。。
でもこれ、中学校の技術家庭の授業の一環として与えられた教材なのだ。
このままではまずい!!!
フに落ちない。。。


「これ、ゆがんでるねぇ〜。」と母がダメだしすると、
「え〜〜? がんばったんだよ」と胸をはる娘。
ついでに
「さわらんといてな。すぐ壊れそうやし」だって。。。


偽造しても
「だって仕方がなかったんだもん」
「がんばったんだもん」
「だっていいって言ってたんだもん」
なんていういい訳、最近、テレビニュースでよく耳にするんだよな〜。 


聞きたくない!!!
がんばったとしても、使えないものをつくっちゃいかん!!!


娘はプロの建築家じゃないけど、中学生として、
こんなひんまがった箱は「出来上がりじゃない」
という現実は、正しく勉強させたい。


で、母は、立ち上がった!
「これは、まだ完成じゃないよ。やり直さなくちゃね!」
で、今日、春休みの一日を使って授業開始。


とんかち。。。と、釘、、、は、ないなぁ〜。。。
まず、ばらぞう!! ええ?? 釘ってどう抜くのかな???
バギッ!!! おおお!!! 木が折れた!!!
7才の妹も協力隊員。あわててセロハンテープを貼付ける。。。
だいたい、寸法もちがってるやん!!
かまぼこの板でも足そか?
足りへん。。。隙間あく。。。。
ええ〜〜い!! 形だけ、なんとかしよう!! 
。。。(四苦八苦)。。。
一応、長方形の箱になった。。。
でも実際、出来はというと。。。


。。。(ー_ー;)。。。


「おおお!!これで立派な長方体になったやん!!!」と、無理矢理、母は言う。
娘「あんまり変わらんやん。。。」
トホホ。。。ごめんよ〜〜。。。母は無力だ。。。
。。。。。。。。


娘「ただの箱やけど、けっこう難しいんやな!
 な、お母さん、大工さんってすごくない?」


母の無器用さと、大工さんの偉大さが、わかっては、もらえたみたいだ。。。
本日の授業終了。。。♪。。でいいかな?

うそつきカップケーキ

kasalin2006-03-27

我が家は、よく分けっこする。


「これ、食べたい人〜!」
と、ひとつのカップケーキを手に、盛り上がっている元気な私。
その声にとびつくように、娘達の返事は、
「はぁ〜〜〜い♪♪♪」
パソコンに使っていた目の移動に時間がかかり、
更に私の持っている物がお菓子だと把握するまでに間があった旦那さんも、
遅ればせながら、
「あ、あ、俺も。。。」


ひとつのカップケーキ。
誰も遠慮しない。。。
ここが我が家のいいところ。


さあ、分けっこ分けっこ!!
袋を開けて、わくわく感、高まる。。。。


「あああああ〜〜〜!!」


母、大笑い。
かわいいカップケーキは、気持ち良さげなハンドタオル。
ひゃあ〜、見事ひっかかりました!!!
(というか、誰も騙そうなどと思っていないんだけど。。。)


ちなみにこのカップケーキは、
結婚式の引き出物袋の中に入っていたものです。
さぶちゃん♪結婚式おめでとうございます♪
我が家にも笑いを届けていただき、ありがとうございました♪♪♪

ビオラ応援隊

kasalin2006-02-26

7才娘がじっと窓辺の花を眺めている。
今日のこの風はもしかして春一番かな?
強い風にちぎれそうになりながら、揺れている花びら。
案の定、しばらくして、
「うわあぁぁぁ〜〜〜!!」
「死んじゃう〜〜、かわいそう〜〜〜!!」
と泣き出した。。。
母は、
「雨と風とで運動会してるんかもよ〜。」
とごまかしたり、
「お花さんも雨や風の後、また強くなるんだよ〜!」
と励ましたり、
「しおれて種になって芽が出てまた花になって、いつまでも続くんだよ。」
とお勉強っぽく説明したり、
「あら、お花とパジャマと色がお揃いだったのねぇ〜。」
などと気分を変えてみたり。。。
でも
「しおれたお母さんから産まれた子供は1人で生きてかなあかん〜〜!!」
とすっかりセンチメンタル。
鼻かむティッシュも山になってきた。。。
こっちまでしんみりきてしまうではないか。。。
いやいや、あかん!母は人生教えねば!!???
「あんだけお花さん頑張ってんのに、ぐじぐじ泣いてたら笑われるよ!格好悪いよ!! さあさあ、お手伝いしてや!!」
と母ふんばる。
それでも、窓辺にはりつきながら、
「がんばれ。。。がんばれ。。。」
と小さな声で応援。。。


おおお〜〜〜い!!君も「ガンバレ」だぞ!!


あなたの苦難はこれからだ!!!
優しさそのまま、しっかり生きていけますように。☆(^_-)☆