野鳥

kasalin2006-12-24

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とりちゃん さよなら
ざんねんでしたね わかれちゃって。
よくてんごくまできました。
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8才三女が家の駐車場で死にかけた野鳥を発見。
すずめの2〜3倍くらいの大きさで羽はブルーグレー。
布につつんでダンボール箱に入れ様子を見ていたのですが、とうとうびくともしなくなって2日もたってしまい、いよいよ土に帰してあげようという事になり、お墓をつくった時に娘が書いた手紙です。


不思議な偶然を感じるのですが、この鳥を見つけた日にちょうど、ある記事を目にしていました。
日本語勉強中のインドネシア青年の文章です。

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2006ねん11がつとおかごご1じはんごろ
きょう 私たちは日本語の べんきょうを うけていました。うえのせんせいが「あっ、とりがおちた」と さけびました。私たちは そのとりを たすけようと おもいました。”なんとかこのとりを たすけてください”と じむしつの人に たのみました。やすみじかんになってうれしいニュースがありました。じむしつの人が「さきほどのとりはぶじにとんでいきました」とはなしてくれたのです。わたしたちは いっせいに”ああ、よかった”と みんなではくしゅしてよろこびました。きょうは とてもすばらしいひとときをたいけんしました。

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娘の手紙と、少しのお米と、寒椿の花びらを一緒に、お墓に埋めながら、上記の日本語教室の先生とインドネシアの生徒さん達みんなで、鳥一羽に拍手していた光景を思い浮かべていました。
再び飛び立っていった鳥も、もう眠ってしまった鳥も、どんな人生なんでしょう。
なんだか、しあわせだったかもしれない......なんて勝手に思ってしまう。
誰かに心配され、誰かを寂しがらせちゃったのだから。。。
実際のところ、
飛び立った鳥は、人間が怖くて逃げ出したのかもしれないし、死んでしまった鳥は、鬼のような人間に捕まって恐怖におののきながらだったかもしれないのだけどね。。。